ケナフって知っていますか?
サキナの化粧品を購入すると、無地ではないけれど白っぽい箱に入ってきますよね。
この紙の原料:ケナフについて、仲良くさせていただいているマネージャーさんが「この箱はね、ただの箱でなくって、エコにつなげているんだよ」と教えてくれました。
どんな風にエコにつなげているのかわからなかったので、ケナフについて調べてみました。
■どんな植物?
ケナフ(Hibiscus canabinas Linn.)はアオイ科フヨウ属の一年草で、別名をホワイトハイビスカスとも呼ばれます。
原産は西アフリカであるといわれもともと繊維作物として中国や東南アジアで栽培されてきていました。
成長が極めて早く、約半年で茎の太さ約3~5cm、高さ3~4mに達します。
皮の部分(靱皮)、芯の部分、全て紙の原料として利用できるなどまさに木材に替わる最適な非木材資源とされています。
現在、木材に代替しうる非木材紙の原料として注目されています。またケナフは生長がとても早いことから光合成能力に優れ二酸化炭素の吸収量が多い点でも注目されています。
■新しい植物?
ケナフは西アフリカ原産と言われており、歴史的には古代エジプトのミイラを包んでいた布にもケナフが使われていた事がわかっているくらい大変古くからあった植物です。
■ケナフの他の利用法
・皮の利用・・・・繊維を「糸」にする。糸から「織物」・「タオル」や「自動車ドアトリムの基材」
・茎の利用・・・・炭化して「炭」。「脱臭・水質浄化」。「建築工事資材」
・葉の利用・・・・「染色」。食品として「粉末ふりかけ」・「うどん」・「お茶」・「てんぷら」 ケナフは、植物性カルシウムを牛乳の4倍含み、インドでは若い芽を薬用にも使っています。
・種の利用・・・・「食用油」
昔からあって、成長が早く二酸化炭素を吸収することから、地球温暖化対策に。成長したケナフを保存して二酸化炭素の増加を抑えてもらうっていうのは今の世界での問題には最高の効果をもたらすのではないか?
それに、それだけではなく土中の窒素やリンの吸収効率も大きく、環境浄化能力が優れているようだからこれも、最高な話だよね。
吸収だけでなく、麻袋や網、ロープなども作れるし、製紙原料にもなるし、種には20%ほどの油があって搾れば食用や灯火用、せっけんなどの原料だし、搾り粕(かす)は家畜の飼料となるとは一石二鳥だよね。
ケナフばんざ~い!!ってな感じだよ。
世の中、凄い植物があるもんだ!そのようなすごい物を使っているサキナもすごい!
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